痛みの仕組み
そもそも痛みとは何だと思いますか?
痛みの仕組みを理解すると、痛みに対する不安も少しは解消されるかもしれません。
無痛治療に対する取り組みも理解して頂きやすくなると思います。
痛みの正体は「電気信号」!!

- ① 傷ついた部位から「痛み物質」が放出されます。
- ② 身体の様々な情報を受け取る「痛みセンサー」に
その痛み物質が届くと、痛みという情報を脳に
伝える為に「電気信号」に変換します。 - ③ 電気信号化された痛みの情報が脳に届く事で、
人は「痛み」を認識します。
痛みの強さを左右する要素「感度」
人によって感度は様々です。同じ刺激でも痛く感じる人とそうでない人がいます。
感情によっても痛みの感度が大きく変わってきます。
例えば、スポーツの試合中に思いっきり肘をぶつけても無我夢中でプレーしていると痛みを感じません。
しかし、試合が終わったと同時にぶつけた肘が急に痛く感じる、という話はよく耳にします。
これは、痛みの電気信号が脳に送られている状態でも、物事に集中しているため感度が低くなっているからです。つまり、脳が痛みの電気信号を認識しない状態になっている時は痛みを感じないのです。
逆に敏感に痛みを感じてしまう場合があります。
多くの場合は精神負担やトラウマによって痛みが助長されます。
痛みそのものよりも「痛くされるのではないか?」という不安感が敏感にさせていることもあります。
歯を削る音や、ミラーやピンセットなどの金属音、注射針、スタッフの無機質な態度なども患者様の緊張感や不安感を助長するかもしれません。
そうすると、感度が上がり少しの刺激でも痛みを感じるようになります。
本当の意味での無痛治療とは?
痛みそのものを取り除く取り組みだけではなく、些細なことへの気配りや患者様との信頼関係を構築することが、痛みを減らすことに繋がると考えています。
無痛治療への取り組み
痛みに対しての取り組み
- 痛みの少ない麻酔法
- 前投薬
- 血液バリア
リラックスできるような配慮
- アロマ・音楽・観葉植物・絵画・落ち着いたトーン・調子での声かけ
- フェイスタオル
- 味覚・嗅覚などの告知
痛みの少ない麻酔法
麻酔が効くまで十分に時間をおき、麻酔がしっかり効いてから治療を始めます。