患者さん

矯正歯科は保険適用できるの?

患者さん

矯正歯科にはどんな方法があるの?

この記事では、矯正歯科について詳しくお伝えしていきます。

矯正治療とは?

矯正治療とは、八重歯や出っ歯、受け口などの悪い歯並びをきれいにする歯科治療です。

虫歯を削ったり、冠をかぶせたりする一般の歯科治療とは違い、悪い位置にある歯を顎の骨の中で少しずつ動かして、その方にとって理想的に機能する歯並びに並べ直します。

矯正治療を行うことは歯並びが良くなるだけではなく、歯と顎のバランスが良くなり、物をしっかりと噛むことができます。

なぜ矯正歯科が必要なのか?

矯正歯科と聞くと、ただ歯並びを良くするために行うものと考えているかも知れません。

患者さん

歯並びが気にならないなら別に問題ないんじゃないの?

実はそうでもなく、歯並びを良くすると、見た目を良くするだけではなく下記にあるように、様々な効果が期待できます。

矯正歯科が必要な4つの理由

  1. 見た目・見栄えを良くする
  2. 第三者に良い印象を与えられる
  3. 顔の歪みが改善される
  4. 虫歯や歯周病の予防につながる

1.見た目・見栄えを良くする

歯並びが悪いと、周囲からは「老け顔」「不潔」などと見られ、それがコンプレックスになることがあります。

歯を見せたくないために、笑顔が少なくなったり、人との会話を避けたり、行動が消極的になってしまいます。

歯並びが綺麗になるとコンプレックスが解消され、自分に自信が持てるようになり、明るく積極的になります。

前向きにコミュニケーションを取れるようになることで、仕事やプライベートでも良い結果が得られます。

2.第三者に良い印象を与えられる

芸能人やモデルさんのように綺麗な歯並びは第三者に良い印象を与えます。

しかし、歯並びが悪いと自己管理が甘いと判断され、印象が悪く映ってしまいます。

お口の中の問題は生活習慣と強く結びつくため「日頃から健康に対する意識が低く、生活習慣が悪い」と判断されることもあるでしょう。

社会的地位の高い仕事に就いている方や人から見られる仕事をしている方は、歯並びが悪いことのデメリットを理解しています。

第三者からの印象を良くし、仕事やプライベートを良くしていくなら、歯並びは改善しておいた方がベターです。

3.顔の歪みが改善される

歯並びが良くなると、噛み合わせが良くなりバランスよく咀嚼できるようになります。

そのため、顔の歪みも改善されます。

歯並びが悪いと、噛み合わせが悪くなってしまうため、片側だけでものを噛んだり、特定の歯だけに圧力がかかったり、バランスが崩れてしまいます。

それが、顔の歪みにつながることがあります。

また、噛み合わせが悪くなると顎に負担がかかり、顎関節症につながることもあります。

4.虫歯や歯周病の予防につながる

歯並びが良くなるとブラッシングや歯間ブラシ、フロスなどが、隅々まで磨け、磨き残しが少なくなります。

一方で、歯並びが悪いと、ブラッシングが当たらない部分やフロスが通らない部分などが出てきたりします。

そうなると磨き残しが増え、虫歯や歯周病の原因になる事があります。

歯並びを改善することは、こうした歯の病気の予防にもつながります。

矯正の治療方法と費用

歯科矯正の治療方法としては主に

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース矯正

があります。

治療費用は、歯全体を矯正するのか?それとも一部分を矯正するのか?お口の状態によって大きく異なります。

また、矯正に利用するブラケットやワイヤー、どのくらいの頻度でワイヤーの調整を入れていくのか?によって変動します。

ワイヤー矯正

歯の矯正をするのに最も用いられる方法です。

ブラケットという金属やプラスチックでできた装置を歯の表面や裏側に装着し、その装置にワイヤーを通して、歯が適切な位置にくるように力を加えていきます。

矯正装置が目立ちやすいのが欠点ですが、最近では、白色や透明のセラミックやプラスチックのブラケットとホワイトワイヤーという白色のワイヤーがあるので、目立ちにくくなってきています。

また、歯ならびが悪い歯だけを、部分的に矯正することも可能です。

ワイヤー矯正は、適用範囲が広く様々な症例に合わせて治療に取り組めるのがメリットです。

マウスピース矯正

マウスピースをはめることで、歯ならびを矯正していく治療です。

あなたの歯に合わせて透明なマウスピースをつくります。

マウスピースが透明なので、目立ちにくく取り外しができるので痛み等も少ないですが、段階的にマウスピースを新しいものに交換すると必要があります。

取り外しができるので、矯正期間中でも歯磨きがしやすく口腔内を清潔に保ちやすいメリットがあります。

その反面、適用できる歯にも限りがあるので、症例が少なく装着時間を正しく守らないと効果が得られないという欠点もあります。

  • マウスピース(前歯) 上下 約550,000円(税込)〜
  • マウスピース(前歯) 片顎 約330,000円(税込)〜
  • マウスピース(全顎) 上下 約770,000円(税込)〜

矯正治療の流れ

当院での矯正治療は以下の流れで進みます。

STEP1:矯正相談
歯並びに関するお悩みや、疑問点、ご希望などについてお話をうかがいます。
その上で、お口の中を拝見し、今の歯並びに関する問題点を基に患者様のお口にとって最善の治療方法、治療期間、治療費などについてご説明致します。
STEP2:精密検査
矯正治療に必要なレントゲン写真、お顔やお口の中の写真、模型作りの為の歯型の取り、噛み合わせの診査などをおこないます。
STEP3:診断と説明
精密検査の結果を基に治療方針、治療方法、使用する装置、治療期間、矯正料金等について詳しく説明させて頂きます。
STEP4:矯正治療開始
治療計画にそって歯を動かしていきます。
(虫歯がある場合には、矯正治療の開始前に虫歯治療をしていきます。)
通院は約1ヶ月に1回程度で、毎回の診療時間は約30~60分です。
毎回、治療内容をご説明しながら慎重に治療を進めていきます。
STEP5:保定
目的のきれいな歯並びになった所で矯正装置を外します。
また、その歯並びを安定させる為に、維持するための装置を暫く使用して頂きます。

プチ矯正について

プチ矯正とは従来の矯正と違い、一部の歯だけをきれいに並べていく方法です。

特に用途としては少しだけ前歯をそろえたり、出ている歯を少し引っ込めたりして、気になる口元の見た目を改善するときに最適です。

  • プチ強制/顎 約220,000円(税込)〜

プチ矯正の利点

従来の矯正と違って、治療期間が3〜6ヶ月と短いこと、その分費用も安く済むこと、そして歯を抜く必要がないことです。

プチ矯正の欠点

ダイナミックに歯を動かせないので、噛み合わせや顎の不具合を改善するには不向きなことです。

従来の矯正にしろ、プチ矯正にしろ、専門医による診断が重要です。

矯正相談料は無料になっていますので、気軽にお問い合わせください。