硬いものが噛めなくなった…
そんなお悩みはありませんか?
これまで食べれていたものが食べられなくなるとストレスに感じることもあると思います。
噛めないことで生まれる心理的なストレスは、日常生活や食事の楽しみが減るだけでなく、健康にも悪影響を与える可能性も考えられます。
この記事では、硬いものが「噛めなくなる原因」と「その解決策」について詳しく解説します。
将来の快適な食生活を維持するために、お役立てください。
「硬いものを噛みたい」噛めるようになる対策
硬いものが噛めなくなる原因を理解して、適切な対策を取ることが重要です。
まずは、硬いものが噛めなくなる原因から見ていきましょう。
硬いものが噛めなくなる原因
硬いものが噛めなくなる原因はさまざまですが、主な原因は以下の通りです。
- 虫歯
- 歯周病
- 欠損歯が多い
- 歯並び、噛み合わせが悪い
- 入れ歯があっていない
虫歯
歯のトラブルの代表的な病気です。
虫歯は、虫歯菌の酸によって、歯が溶かされるので、硬いものを噛むと痛みがでたり、歯の強度が弱くなり、やがて硬いものが噛めなくなります。
硬いものを噛む習慣がなくなると、顎周りの筋肉も低下して、より悪循環につながります。
ですので、虫歯は早期発見と早期治療が重要です。
歯周病
虫歯と並んでお口のトラブルの代表格である歯周病も硬いものを噛めなくする原因です。
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こり、歯を支える土台がグラつくようになります。
歯周病も、定期検診による適切な口腔ケアが大切です。
欠損歯が多い
虫歯や歯周病、もしくは何かしらの原因で、欠損歯が多くなると、硬いものを噛むのが難しくなります。
これは同じ歯に圧力がかかりすぎるので、噛む力が分散されないことが理由です。
この場合は、欠損した歯の部分に、インプラントやブリッジなどの治療を行うことで解決できます。
他にも、噛む方に偏りが生まれると噛み合わせがズレたり顎周りに問題が起こることもあります。
放置せずに早期に対処することをオススメします。
歯並び、噛み合わせが悪い
歯並びや噛み合わせが悪いと、噛む力がうまく伝わらず、硬いものが噛めません。
また、それが虫歯や歯周病の原因になったり、顎周りの筋肉などに影響を与える可能性もあります。
矯正が必要な場合は、歯科医師と相談して対処方法を検討しましょう。
入れ歯があっていない
入れ歯が適切にフィットしていないと、噛む力がうまく伝わらず、硬いものが噛めません。
もし、入れ歯を使っているけど、うまく噛めない場合は歯科医院で調整を受けましょう。
お口の状態は口腔環境によって、常に変化していきます。
そのため、これまで合っていた入れ歯が合わなくなることも考えられます。
噛めないことで身体に起こる心理ストレス
「硬いものが噛めなくなる原因」はこれまでに説明したモノが大半であるケースが多いです。
これから説明するように、噛めないことがもたらす心理的ストレスも大きいので、異変を感じた場合は、すぐに歯科医で診てもらうようにして下さい。
噛むことでストレスの解消になる
私たちは、日頃の食事で噛むことにより、ストレスを解消していると言われています。
咀嚼(噛んで飲み込むこと)は、副交感神経を刺激してリラックス効果を生むと言われています。
そのため、噛むことで自律神経を調整しバランスを保っているのです。
噛めなくなることで、これらの効果が得られなくなり、身体にもストレスがたまりやすくなります。
食べたいものが食べられない
硬いものが噛めないことで、食べたい食材や料理を我慢しなければならない場合があります。
これは、日常生活や食事を楽しむ機会が減ることを意味し、心理的にもストレスです。
一般的に考えても好きなモノが食べられなくなると辛いですよね…。
そうならないためにも「噛める」ことは、非常に重要な運動なのです。
栄養にも偏りが出る
硬いものが噛めなくなると、食事のバリエーションが減り、栄養にも偏りが生じることがあります。
実際に、お肉や魚などタンパク質の摂取量が減り、比較的柔らかい炭水化物に栄養素が偏りやすくなるという研究報告もあります。
これにより、栄養バランスが崩れて、身体の調子が悪くなったり、病気になりやすくなることがあります。
もちろん、それが更なるストレスにつながります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
硬いものが噛めない原因は、「虫歯」「歯周病」「欠損歯」「歯並びや噛み合わせの悪さ」「入れ歯の適合不良」などで起こることが大半です。
これらの問題が起こったら、すぐに適切な治療で改善することが大切です。
「噛めない」ことは、ストレス解消効果が得られないことや食べたいものが食べられないこと、栄養の偏りなどから、身体的にも心理的にもストレスになります。
将来の快適な食生活のためにも、参考にしてください。
重要なポイント
- 早期発見と適切な治療が重要
- 噛めないことで心理的ストレスが生じる
- ストレス解消効果、食べたいものが食べられる、栄養の偏りが改善される
- 適切な対策で快適な食生活が送れる