患者さん

生活習慣の予防は、歯周病の悪化にも効果的なの?

お口の中の健康は、全身の健康を維持するために、思いのほか重要な役割を果たしています。

この記事では、生活習慣病と歯の健康の関係、そして、それをどのように改善するかについて、お伝えします。

ぜひ、お口の健康と併せて、全身の健康のためにお役立てください。

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、日常的な生活習慣(食事の習慣や運動不足、喫煙、過度なアルコール摂取)が原因で発症する慢性的な疾患のことです。

WHOによると、生活習慣病が、死因の7割を占めており、世界的にも大きな問題になっています。

具体的な疾患としては、高血圧、心臓病、糖尿病、肥満などが挙げられます。

生活習慣病と歯の関係は?

生活習慣病と歯の健康は密接に関係しています。

特に、生活習慣病は、行動習慣と紐づいて発症するため

  • ブラッシングの習慣
  • 食事や栄養の習慣
  • 運動習慣

などは、間接的に歯に影響を与えると言えます。

ブラッシングの習慣

定期的なブラッシングは、口腔内の健康を保ち、それが生活習慣病の予防にも効果を発揮してきます。

最近の研究によれば、歯磨きの習慣が悪い人は心血管疾患のリスクが高まることが示されています。

これは、口腔内の細菌が全身に影響を及ぼす可能性があるからと言われています。

歯医者での定期検診による歯石取りやクリーニングだけでなく、歯垢や歯石がつかないように、日頃のブラッシングでの予防が大切です。

歯周病を防ぐことで、全身への悪影響を防ぐことにもつながります。

食事・栄養の食習慣

全身の健康や歯の健康を保つためには、食事や栄養の習慣もポイントです。

食事や栄養が身体をつくることは、周知の事実です。

砂糖などの精製炭水化物を多く含む食事は、生活習慣病や虫歯の原因となることも有名です。

歯の健康を維持するためには、バランスの良い食事が必要であり、これは同時に生活習慣病の予防にも役立つのです。

運動習慣

運動習慣は全身の健康を維持するために重要で、生活習慣病の予防にも効果的と言われています。

それに、適度な運動は代謝や免疫力を高めると言われています。

口腔内の状態が悪くなると免疫力の働きが悪くなると示唆れているため、その影響があると予想されます。

全身の健康とお口の健康が関連する以上は、 運動習慣を整えて全身の健康状態を良くすることがお口の健康を守ることにも役立ちます。

生活習慣病を予防すると歯のトラブルも予防

生活習慣病の予防は、根本的な健康の見直しが必要とされるため、歯のトラブルの予防にも直結します。

虫歯や歯周病も根本をたどれば、食事や栄養、ブラッシングなどの生活習慣に依存しています。

根本的な原因を除去できれば、結果として生活習慣病にも、お口のトラブルにも効果的なのです。

歯とトラブルの根本から対策する

結論的に、歯のトラブルを防ぐには、歯自体のケアだけでなく、生活習慣の見直しも重要だと言うことです。

もちろん、現状の虫歯や歯周病の治療は必要です。

ですが、同時に根本的な原因である食事、運動、口腔衛生の習慣などを改善しなければ、また再発を繰り返してしまうでしょう。

管理栄養士による栄養サポート

当院では、お口のトラブルを根本から解決するために、管理栄養士による栄養サポートを行っています。

生活習慣を改善すると言っても、どのように改善すれば良いのか、どのような取り組みが必要なのか、それを正しく実行できるのかなどの問題が残っています。

その問題を解決する方法の一つとして取り組みをしているので、歯と併せて、根本解決を目指す方は、ぜひ当院へお越しください。

栄養サポートについても、お気軽にお声かけください。