歯茎が腫れて痛い…
歯茎から血や膿が出る…
こんな症状で悩んでいませんか?
この記事では、歯茎に痛みが起こる原因や歯茎から血や膿が出る原因について書いていきます。
歯茎が腫れて痛い・血や膿が出る原因とは?
歯茎が腫れて痛い・血や膿が出る原因は
- 歯周病による歯肉炎や歯周炎
- 突発的な細菌感染
- 突発的な外傷による腫れ
- ストレス
などが考えられます。
歯肉炎や歯周炎とは、歯周病によって歯茎や歯の周りに炎症が起こってしまう症状のことを指します。
突発的に起こるものであれば、炎症が治ると同時に自然に治癒していくことが多いです。
ですが、継続的に歯茎に痛みや腫れを感じる場合は、歯肉炎や歯周炎による可能性が高いと思います。
これまで、虫歯や歯周病の治療に取り組んでおらず、歯茎の痛みや腫れが慢性的に続いている(続く)のであれば、歯周炎や歯肉炎を疑いましょう。
歯肉炎や歯周炎になる原因
歯周炎や歯周炎になる原因として
- ブラッシングの磨き残し
- 歯間の手入れ不足
- 食習慣や生活習慣の問題
などが考えられます。
1つずつ心当たりがないか確認してみましょう。
ブラッシングの磨き残し
正しくブラッシングができていないと磨き残しが起こります。
ブラッシングには、クセがあり人によって磨き残しが起こりやすい箇所が出てきます。
特に奥歯の奥側の面などは歯ブラシでは磨きづらくブラッシングが届いていない人も多いです。
他にも、歯ならびの関係で歯ブラシが届かず、汚れが溜まりやすい箇所ができます。
定期検診などで、汚れが溜まりやすい部分やブラッシングがあまくなる部分について歯科衛生士さんに指摘をもらうのが良いでしょう。
歯間の手入れ不足
歯磨きのブラッシングだけでなく、糸ようじや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れもケアしましょう。
歯磨きはしているが、歯間ブラシはしていない人が多いです。
歯間ブラシをしないと、歯と歯の間に歯垢が溜まり、歯石になることで歯肉炎や歯周炎の原因になります。
歯間ブラシは歯磨きとセットで行うようにして習慣づけましょう。
食習慣や生活習慣の問題
歯肉炎や歯周炎は食習慣や生活習慣が影響している可能性が高いです。
- 甘いモノやデザートを良く食べる
- 砂糖入りのコーヒーを良く飲む
- ジュースを良く飲む
など、糖分が多い食事をしていると虫歯菌や歯周菌の餌になり歯垢が溜まりやすくなります。
また、食事後、歯磨きまで時間が空いてしまうなど生活習慣によってお口の状態が悪化しやすい人もいます。
生活習慣での工夫できるポイント
- 甘いモノやジュースは控える
- 食事と歯磨きまでの時間をあけない
- せめてうがいだけでも行う
- 食後歯磨きができない時はタンパク質中心にする
など、食生活や生活習慣に工夫を取り入れるだけでもずいぶんと違ってきます。
もし、歯茎の炎症や出血で悩んでいるのであれば、気をつけてみましょう。
歯茎が腫れて痛い・血や膿が出る際の対処法
「歯茎が腫れて痛みがある」「出血や膿が出てくる」などの症状があるなら以下の対処方法を行いましょう。
- 早期に歯科医を受診し診てもらう
- 柔らかめのブラシでブラッシングする
- 痛みのある部分を冷やす
早期に歯科医を受診し診てもらう
歯肉炎や歯周炎の可能性が高く、歯垢や歯石の除去といった治療が必要になる可能性が高いです。
それに、歯茎の状態から虫歯のリスクも高いといえます。
虫歯や歯周病が進行していると、ご自身で対応できることや自然に症状が治癒されることはありません。
ですので早期に歯科医を受診して診てもらうようにしましょう。
柔らかめのブラシでブラッシングする
歯茎から出血や膿がでるのであれば、歯周病によって歯茎に炎症が起こっている可能性が高いです。
その状態でブラッシングを行うと歯茎から出血が見られたり、膿が出てきたりします。
歯肉炎や歯周炎が起こっている時は歯茎が柔らかくなっており、傷つきやすい状態なので、柔らかめのブラシを使ってケアをしましょう。
歯垢や歯石を除去し、お口の状態をキレイに保つことができれば、少しずつ歯茎は引き締まり出血や炎症が治ってきます。
痛みのある部分を冷やす
もし、歯や歯茎に痛みがあるのであれば、患部を冷やすと痛みを和らげることができます。
打撲をしたときに、腫れたところを冷やすのと同じような効果が得られます。
とはいえ、根本的な問題解決にはなっていないので、あくまで一時的な対処方法だとお考えください。
根本治療には歯科医での治療が必要です。
できるだけ早急に治療に取り組みましょう。
まとめ
- 歯茎に腫れや痛みが起こる原因
- 歯茎から血や膿が出る原因
などについてまとめました。
歯茎のトラブルには、歯周病が関係している可能性が高いので、歯科医院で歯垢や歯石の除去をしてもらい、お口の中の状態をよくしていきましょう。
突発的なトラブルでなければ、基本的には治療が必要です。
放置していても自然に治癒することはありませんので、お早めに対処していきましょう。