患者さん

入れ歯のつけ外しがめんどくさい…

そんな、お悩みはありませんか?

本当に使いたくないと思っていたり、入れ歯の取り外しや清掃が面倒で、ついつい放置してしまうこともあるでしょう。

しかし、入れ歯を使わないことで起こり得るデメリットなどもあります。

今回の記事では、作った入れ歯を放置するリスクやめんどくさい手間を軽くする方法などをご紹介します。

ぜひ、入れ歯に関するお悩みを解決し、健康で快適な生活を目指していきましょう。

【放置は厳禁】作った入れ歯を使わない!

歯医者で作成した入れ歯を使わずに放置するのは厳禁です。

なぜなら、入れ歯を使わずに放置することでのリスクがあるからです。

入れ歯を作成した最初はお口に馴染まず違和感を感じるかも知れません。

それでも、入れ歯をしっかりと使用した方が後々のメリットにつながります。

作った入れ歯を使わないデメリット

作った入れ歯を使わないデメリットは以下の通りです。

  • 虫歯や歯周病になりやすくなる
  • 歯並びが悪くなる
  • 残存歯の寿命を縮める
  • 咀嚼力が低下する

などがあります。

1つずつ詳しく解説します。

虫歯や歯周病になりやすくなる

入れ歯を使わないことで、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

入れ歯を使用しないことで、歯の隙間に食べ物が溜まりやすくなり、そこから虫歯や歯周病が進行しやすくなるからです。

実際に、歯科医院でも、入れ歯を使用せずに放置したことが原因で、虫歯や歯周病になった患者が、来院するケースもあります。

入れ歯を使用しないことは、虫歯や歯周病のリスクを高めるため、避けるべきです。

歯並びが悪くなる

入れ歯を使わないことで、歯に対する圧力が変な方向へ力が加わり、歯並びが悪くなる可能性があります。

入れ歯の部分に歯がないことで、他の歯に圧力がかかったり、バランスが崩れていきます。

一度、歯並びが悪くなると、矯正するのも大変なので、避けるべきです。

残存歯の寿命を縮める

入れ歯を使わないことで、残存歯の寿命が縮まります

本来、歯がある部分に歯がないと、残存歯に過度な負担がかかり、寿命が縮まる可能性があります。

入れ歯を使わなければ、残存歯の方で噛むしかないので、常に負担がかかる状態になります。

もちろん、バランスも悪くなります。

咀嚼力が低下する

入れ歯を使わないと、咀嚼力が低下します。

咀嚼とは、噛んで飲み込むまでのことを指します。

入れ歯をしないだけで、咀嚼力が弱まるのはもちろん、その影響で、残存歯に負荷をかけたり、バランスが崩れることで、咀嚼機能が弱まっていくのです。

噛むことは、消化を助ける働きがあるので、消化器官に負荷をかけたり、栄養の吸収が悪くなる可能性も考えられます。

入れ歯がめんどくさいと感じる要因

入れ歯をしないことで起こるデメリットを見てきました。

思いのほか、そのまま放置するのがリスクだと理解して頂けたと思います。

そこで、入れ歯をつけるのがめんどくさいと感じる要因についても見ていきましょう。

これらの対処ができれば、入れ歯をしっかりと使用する気持ちになれるかも知れません。

取り外して清掃するのがめんどくさい

入れ歯の取り外しと清掃が面倒に感じることが、入れ歯を使わない理由の一つです。

入れ歯の取り外しと清掃を簡単に行えるように、適切な入れ歯用ブラシや洗浄剤を用意しましょう。

そして、毎日の歯磨きと同じように、入れ歯のケアを習慣化することが大切です。

何かの習慣と関連づけて一緒に行えるような環境を作りましょう。

また、出来るだけ手間にならない道具を用意したり、清掃が楽しくなるような道具を用意できれば、苦にならないかも知れません。

インプラントに変更する

インプラントへの変更も入れ歯の取り外しや清掃の手間を減らす方法の一つです。

インプラントは、自然な歯に近い形状で、固定された状態で使用できるため、入れ歯のような取り外しや清掃の手間がありません。

インプラントを選択した患者は、入れ歯のような手間を感じず、快適な食生活や会話ができると報告されています。

インプラントへの変更は、快適な生活を送ることができる選択肢の一つになるでしょう。

ただし、インプラント治療には、適用条件がありますので、歯科医師と相談して判断することが重要です。

また、保険適用ができず、自由診療となるので、それなりの費用がかかることは覚えておきましょう。

まとめ

入れ歯を使わないことは、虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、歯並びが悪化させ、残存歯の寿命まで縮める可能性があります。

なので、入れ歯をケアする手間を工夫して、習慣化することがポイントです。

インプラントへの変更も効果的ですが、費用面や適用条件を考慮して歯科医師と相談して決定しましょう。

重要なポイント

  • 入れ歯を使わないことで、虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 歯並びが悪化し、残存歯の寿命が縮まる可能性がある
  • 咀嚼力の低下による栄養不良や消化器系への負担を招く
  • 入れ歯の取り外しと清掃を簡単に行うために、適切なケア用品の使用と習慣化が重要
  • インプラントへの変更を検討できますが、費用や適用条件を考慮して歯科医師と相談が大切